WORKS

浜松市を中心に店舗を展開されている、フルーツの専門店まつもとフルーツ様。大型ショッピングモールへの出店にあたり、店舗デザインのご依頼を頂きました。

【ご依頼の背景】
施工店からご紹介頂きました。
今回の出店は、両隣にフルーツジュース屋、コーヒー屋がならんだ立地。
その中でも集客できるような店が求められました。
また、奥に細長い形をどう活かすかがポイントとなりました。

【ご要望】
・大型ショッピングモール出店にあたり、おしゃれで集客できる店にしてほしい。
・パイナップルをテーマに、楽し気な南の国を表現したい。
・他の店舗でも飾っているJAY SHOGOさんの絵を飾りたい。

オーナー様ご夫妻は、多店舗展開している今でも現場に出て、お客様に新鮮なフルーツの良さを伝えてらっしゃいます。
それだけに、現場へのこだわりも多く、強い想いをどうカタチにしていくかがアーキブレインの腕の見せ所となりました。

【ご提案】
今回も店舗の内装デザインからショーケース、什器、ファサードのサインデザインまで、店舗に必要なデザインをトータルコーディネート致しました。

コンセプトは『南の国』。
明るく開放的なトロピカルなフルーツのイメージを、ダイナミックなデザインで、空間全体に表現いたしました。

明るく楽しい雰囲気の場所には、人が惹きつけられます。
そこで今回は、他の店より明るい照明計画としました。
ライトを奥へと伸びる壁にあて、反射光で空間全体を明るくしています。

特にこだわったのが、お客様にお店の奥まで足を運んでいただける工夫です。
奥を特に明るくなるよう照明を計画した他、床材を奥に向かうにつれて明るいものへと変えたり、奥へ伸びる長い壁面いっぱいに絵を飾ったりと、動線と視覚の効果を考え工夫を凝らしました。

飲食する場ということで、明るく楽しく、食欲を刺激されるように、全体はビタミンカラーでまとめました。
ただし、取り扱うスイーツのフルーツがカラフルである為、使う色は緑、黄、白、ピンク、ゴールドと数を絞っています。特にショーケースの周りは色味をおさえ、フルーツを際立たせるようデザインしました。

また、お店のアイコンでもあるパイナップルを、様々なカタチで配置。
訪れる人に楽しんでもらえる仕掛けづくりをいたしました。
隠れパイナップル、あなたはいくつ見つけられますか？

オリジナルで製作したペンダントライト、
イートインスペースの腰窓、
Mを重ねたようなデザインのネオンのマーク、
カウンターの腰壁タイルもパイナップル模様に貼ってあります。

細かなところのこだわりは他にもあります。
JAYSHOGOさんの絵を、パネルをはみ出して描いて頂くことで、南国の開放的でダイナミックなイメージを表現しました。

もちろん、デザインだけでなく工事の内容にもこだわっています。
ショッピングモールや百貨店は、クローズ中の夜間工事での施工が多く、限られた時間で作り上げる必要があります。
その為、工事業者の業種、工事の工数も絞った範囲でご提案をいたしました。

こうした工程管理をしながら、現場とワンチームでご提案を作り上げることができるのも、現場監督に従事していた白川亜紀子率いるアーキブレインの強みです。

【お客様の声】
こだわりや要望がたくさんありましたが、女性同士、話を丁寧に聞いて頂き、わかってもらえたのが嬉しかったです。
お店も本当に素敵になって嬉しいです。工事中は見ることができなかったので、出来上がった姿を見て感動しました。
来店する人にも好評です。

【お客様の声をうけて】
嬉しい言葉をありがとうございます。
コロナ禍でイートインしにくい時期ではありますが、椅子を置いて頂き、うまく空間の余白が活かせてよかったです。
現場の人達の協力がとても力強く、限られた時間でカタチにすることができました。
連日にぎわう素敵なお店になり、とても嬉しく思います。

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女性デザイナーチームによる空間デザイン
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